坂内徳明
知の革命家たち 水声社 2026年4月25日 発行
blog 水声社 » Blog Archive » 4月の新刊:ウラジーミル・プロップ——フォークロアのカタチとルーツを求めて《知の革命家たち》
魔法昔話の物語構造に共通する31の〈機能〉を抽出した『昔話の形態学』によって、1960年代以降の欧米の構造論的物語研究に決定的な影響を与えたロシアの民俗学者。構造主義を先駆した物語の〈形態学〉と、昔話が生み出された太古の社会の姿に迫る物語の〈歴史的根源〉の探究、2つの狭間を歩んだ知られざるその生涯と仕事の全体像を明らかにする。
【人物紹介】
ウラジーミル・プロップ
1895年にサンクト・ペテルブルグに生まれ、1970年に同地に没した。民俗学者、文献学者。レニングラード大学でながく教鞭を執った。主な著書には、『昔話の形態学』、『魔法昔話の歴史的根源』、『ロシア英雄叙事詩』、『ロシア農耕祭』などがある。
【目次】
プロップの生涯
民俗学誕生まで
『昔話の形態学』──物語の形成と変形の学
『魔法昔話の歴史的根源』──加入式と他界
未完のフォークロア詩学──民俗学原論
『ロシア英雄叙事詩』──闘いと婚姻のうた
『ロシア農耕祭』──歳事のタイポロジー参考文献
孤独に歩んだ民俗学者
【著者について】
坂内徳明(ばんないとくあき)
1949年、福島県に生まれる。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。一橋大学名誉教授。専攻、ロシア民俗学。著書には、『ロシア文化の基層』(日本エディタースクール出版部、1991年)、『ルボーク――ロシアの民衆版画』(東洋書店、2006年)、『女帝と道化のロシア』(京都大学学術出版会、2023年)、訳書には、A・F・ネクルィローヴァ『ロシアの縁日――ペトルーシカがやってきた』(平凡社、1986年)、ジョアンナ・ハッブズ『マザー・ロシア――ロシア文化と女性神話』(青土社、2000年)などがある。







コメントを残す