SLAB

 SLABとは床板のことである。床板がなければ,2階以上の建物は使えない。基礎foundationは,大地の上に据えられるが,SLABは抜け落ちたりすることがある。

 カリフォルニアの南,サンディエゴの東にSLAB CITYと呼ばれる,SLABの瓦礫の上に建てられた街がある。

 

SLAB創刊号 20260715

SLAB創刊号 20260715

20260715 創刊予定

SLAB     創刊号案 

◎依頼済 20260418

特集タイトル Commons・Community・Comune

 コモンズCommons・コミュニティCommunity・コムーネComuneというキーワードに触発される原稿を期待したいと思います。

3つのキーワードは,いずれもラテン語のコムニス communis に由来します。 コムニスは コムcom-(共に)とムヌスmunus(義務・奉仕・贈与・役務)によって構成されます。単なる「共に(共有・共用)」ではなく「相互に義務や贈与を分かち合う関係」を意味していました。

しかし,コムニスという語は, 3つの語に分岐していきます。3つの語は、中世ヨーロッパにおいては未分化な形で存在していたと考えられます。すなわち、共有地(コモンズ)、人々の結合(コミュニティ)、そして自治的政治体(コムーネ)は、本来同一の社会的実体の異なる側面に過ぎなかったわけです。中世の村落や都市,とりわけイタリアの都市コムーネにおいては、土地の共有、共同体的結合、自治的政治秩序が不可分のものとして機能していたわけです。

18世紀以降,コモンズ=共有資源・共同利用地(村の放牧地,森林・水利,入会地)=「物の共有」,コミュニティ(ラテン語 communitas)=人々の結びつき・共同体=「人間関係・社会的結合」,コムーネ=自治都市=「政治的共同体」の統合は,解体されていきます。産業革命に一歩先んじたイングランドにおける 囲い込み は、共有地を私有財産へと転換し、コモンズを制度的に解体しました。この過程は同時に共同体の紐帯を弱体化させ、さらに政治的自治も国家へと吸収されていくことになります。

コモンズ・コミュニティ・コムーネを如何に再生するか,さらに再統合するかをめぐっては,われわれの生活世界の根底に関わるが故に,あらゆるジャンルで一貫してさまざまな議論が行われてきています。もとより,本号において,そうした議論や理論を振り返り,その行方を展望しようということではありません。いささか大風呂敷ですが,『SLAB』では,繰り返し、さまざまな視点から掘り下げることになると思います。

本特集では,3つの言葉を手掛かりに,身近な環境を振り返ってみようということです。もちろん,理論的な議論も歓迎しますが,「こんなことがある」「こんなのどう」といった具体的な事例をもとに論考をお寄せください。

コモンズ → 共有されるもの コミュニティ → 共有する人々 コムーネ → 共有を統治する制度

 ◎①合意形成の哲学(仮)     桑子敏雄

 ②座談 希望のコミューンをめぐって    

安藤正雄,松村淳・・・・・                              布野修司

 ◎③関係性を編み直す装置としての建築―江島史華・青井哲人・布野修司・安藤正雄・斉藤公男 (F=Forum AB(アーキテクト/ビルダー「建築の設計と生産」) 第43回 研究会(済)

 論考

 ◎松村淳 コモンズの基礎理論

 新居照和 吉野川流域のコモンズ 

 

連載-(単行本化前提)

◎桑子敏雄  やきものを哲学する

◎坂内徳明・知子 十字架と蛇 ロシア帝国ウサ―ジバ物語 女帝と道化のロシア に続く第4弾

◎布野修司 ヤン・ファン・リーベックの冒険-世界分割の最前線―17世紀・17世紀・オランダ・ケ-プ・バタヴィア・トンキン・出島-  

   プロローグ https://slabs.blog/2026/04/15/%e3%83%a4%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%aa%ef%bc%8d%e3%83%99%e3%83%83%e3%82%af-%e3%80%80%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%82%b0/

    リ-フデ号 1598-1600

◎AFプロダクション編 近代建築のグローバル・ヒストリー『建築と近代の世界史:誰が「世界」をつくったのか』/『建築の近代世界:時空間と力のフレームワーク』(仮))

 第1回 2-3 国際と土着の近代-オランダ               

低地・社会住宅・スーパーダッチ

H.P.ベルラーヘからOMAへ 

https://slabs.blog/2026/04/10/%e4%bd%8e%e5%9c%b0%e3%83%bb%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bd%8f%e5%ae%85%e3%83%bb%e3%82%b9%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%83%e3%83%81/

◎松村 淳  建築社会学入門

◎竹山聖 竹山聖 竹山聖 建築論集

〇松山 巌 短編小説

◎麓 絵里子 猫とリトグラフ

Ⅲ 論考

◎新居壮真 いのちの流域プロジェクト 住宅から始まる新しい地域文明

◎山本 至 

◎竹山 聖 シン建築論あるいは建築少年たちへのメッセージ(?)

広田直行  公共建築再編論

T.S vs S.F 往復書簡 新・都市の論理Part 1, Part2 (原稿有)

◎香月真大 

Ⅳ 進撃の建築家たちPart2 

布野修司・A―Forum AB研究会

第1回 パーシモンヒルズ 

Ⅴ 日本の住居 

  • 連載 日本の木造住宅の起源・形成・変容・ 転生  藤沢好一
  • A-Forum AB研究会

安藤正雄・布野修司

Ⅵ SLAB考現行 歩く・見る・聞く  地域・現場・プロジェクト・研究会

◎KAS(神戸建築研究会)全30回報告 高橋 渓 報告

〇松村 淳・平塚 桂 女性建築家のライフヒストリー(インタビュー)

作品・プロジェクト・・・・ 随時UP

Ⅴ 時評・コラム・時評 随時UP